徒然日記

日々の生活の中から感じたことをゆる~く不定期で綴ります。

2021年 冬ドラマ

2021年冬ドラマ(2021.1~2021.3)の感想をまとめました。

 

テレビ視聴を再開して数年経ちました。仕事の都合もありリアルタイム視聴が必ずできるわけでもないため、ビデオ視聴が基本となっています。 

 

今期のエントリーは以下のとおり

ウチの娘は、彼氏ができない!! (水)日テレ

②オー!マイ・ボス!恋は別冊で (火)TBS

③にじいろカルテ (木)テレ朝

④書けないッ!?~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活~ (土) テレ朝

⑤モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~ (土) テレ朝

⑥知ってるワイフ (木) フジ

⑦ドリームチーム (金) NHK

麒麟がくる (日) NHK

 

前評判は①②と、ついに最終話を迎える⑧が高かったようで、個人的にも②⑧に期待をしていました。①は菅野美穂浜辺美波らを、②は上白石萌音菜々緒らを主演に迎え万全を期します。

⑧以外は1月に一斉にスタートを切ったレースですが、なかなかビデオを見る時間がなく、3月も後半になってから見だした作品もありましたが、今回は前作ゴールまでたどり着くことが出来ました。 

 

①はベストセラー作家だった碧(菅野美穂)の娘で、地味でオタクの空(浜辺美波)の自分探しと恋模様を描いた作品でしたが、なんか途中から話が分からなくなり、碧のぶっとんだキャラも手伝ってストーリーを追うのを諦めかけました。 

②は田舎から出てきた奈未(上白石萌音)は、就職した出版社でファッション誌の鬼編集長である麗子(菜々緒)の雑用係として悪戦苦闘しながらも自身の恋も発展させようと努力する物語。潤之助(玉森裕太)に懐かれ恋仲になるも、彼氏は鬼編集長の弟と発覚して心は揺れる。一方で私の心はあまり揺すられることなく、後半は惰性で見ていました。

③は毎度おなじみクセのある役を演じる高畑充希(真空)が、難病を抱えていることを隠してど田舎の虹ノ村の診療所へ医師として赴任し、徐々に村や同僚の朔(井浦新)と太陽(北村匠海)に馴染んでいくストーリー。医師としての芯の強さとちょっと拙いしゃべり方にすっとぼけたキャラクターがはまってました。看護師の太陽も男のクセにと弄られることにいちいち憤慨しながらも仕事は繊細、キャラ作りも秀逸でDISHの活動もさることながら、俳優としても今後が注目されます。はじめはちょっとイマイチかもと思って見ていましたが、後半からジワジワとくるドラマでした。

 

④は脚本家として過去に1発だけ中ヒットを出したことがある吉丸圭介(生田斗真)が、プロデューサの無茶ぶりに対して、家族や娘の家庭教師、怪しいカウンセラーやツルツル頭らの助け(?)を得ながら、何とか連ドラを書き上げるストーリー。深夜枠の作品ということもあり、少々ぶっ飛んだストーリー展開で突っ込みどころも満載でしたが、何か笑えるコメディーでした。

 

⑤はモノと会話ができる萌子美(小芝風花)は子供のころから不思議ちゃん扱いされ、親も他人から遠ざけようとする始末。工場でやっていた検査の仕事や、兄(工藤阿須加)の働く花屋での仕事も、同僚やお客さんからは評価されていたのに、身内には受け入れてもらえず。家族に対して人一倍思いが強く、何かと決めつける母親からみんな離れていくが、最終的には大団円を迎える心温まるエンディングでした。

 

⑥恐妻家の剣崎元春(大倉忠義)は妻の澪(広瀬アリス)との生活に嫌気がさし、不思議な老人(生瀬勝久)の言葉を疑いながらも過去にタイムスリップ。澪との出会いを避けるようにした結果、戻ってみると妻が大学の友人だった沙也加(瀧本美織)に変わっていた。しかし世界は完全には変わらず、澪とは職場で顔を合わせ、運命は二人を引き寄せあっているかのように悪戯をする。一方で裕福な家庭で育った沙也加とはすれ違いも多く、こちらも終わりが見えてくるとまた老人にすがってタイムスリップすると…

設定がクレイジーなのはおいといて、広瀬アリスの複数の顔を使い分けが素晴らしく、女優としての株を大きく上げた作品でした。

 

⑦は同じ高校のバスケ部出身の年齢の離れたワケあり女子が海辺の寮に同居しながらそれぞれの奮闘生活を描いた作品。ちょっと華に欠けるところがあり、中弛みして最後は惰性でした。

 

⑧1年かけてようやくフィナーレを迎えた大河ドラマ。今回は始まる前から色々な問題が発生して異例尽くしとなりましたが、出演者もスタッフも大変なご苦労をされたと思いますが、非常に見ごたえのある作品となりました。

本願寺松永久秀吉田鋼太郎)らを押さえ畿内を平定した信長(染谷将太)は益々横暴になり、それを諫めるのもままならない状況。光秀(長谷川博己)は追放された足利義昭滝藤賢一)や帰蝶川口春奈)らの意見を聞きつつ、事態は本能寺へ向かう。

 

 

2021年の冬ドラマは突出するものこそありませんでしたが、良作が多かったと思います。「麒麟がくる」の敢闘賞は決定として、③⑤⑥がよかったです。中でもNo.1は⑤「モコミ」です。今回惹かれたのはそのストーリー。人間のバイアスは人をこうも変えるのかといったちょっとした怖さと、リアルに起こっている似たようなシーンが重なり共感するところがありました。