徒然日記

日々の生活の中から感じたことをゆる~く不定期で綴ります。

2021年 春ドラマ

2021年 春ドラマ

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2021年の春(4~6月)ドラマの感想をまとめました。今季も録画視聴中心です。

 

①珈琲いかがでしょう (月)テレ東

移動コーヒー店「たこ珈琲」の店主・青山一(中村倫也)は、日々の生活に疲れ癒やされたい人や、人間関係を見直したい人など、全ての人を優しく包み込む。そんなコーヒー屋の物語かと思っていたら、途中からホームレスやらヤクザが出てきて「えっ?」と思うような展開になるかと思いきや、最後はきれいにまとめてくれました。

 

②リコカツ (金)TBS

交際ゼロ日で結婚した水口咲(北川景子)と緒原紘一(永山瑛太)が、離婚に向けた活動“リコカツ”を描いた作品。自由な家庭で育った咲と、厳格な自衛官一家で育った紘一はまるで正反対。生活習慣や価値観の違いから意見が食い違い、新婚早々離婚を決意する。初回を録り逃してTverで補ったものの、4話くらいで視聴をやめました。自衛隊員の生活がどのように描写されるのか気にはなりましたが、話についていくことができませんでした。

 

③レンアイ漫画家 (木)フジ

少女漫画家・刈部清一郎(鈴木亮平)は大ヒット恋愛漫画『銀河天使』を描く半面、自分自身の恋愛はまるでダメ。一方で“ダメ男ホイホイ”と呼ばれる崖っぷちアラサー女子・久遠あいこ(吉岡里帆)は葬儀場の仕事を退職しアパートは取り壊され、刈部の家に居候することになる。清一郎は漫画のネタのためにあいこに疑似恋愛を依頼、あいこは相手と淡い恋などを期待するが一方的に振り回されるが…

同名コミックスが原作のハートフルラブコメディー。番宣では相変わらずあざといキャラ(地?)で本編とは関係ないところで叩かれる吉岡里穂で、番組自体も評判がいいとは言えない状況でしたが、個人的には面白い番組でした。

 

④ネメシス (日)日テレ

謎多き探偵事務所「ネメシス」で、天才的ひらめきを誇るが無鉄砲なアンナ(広瀬すず)と、ポンコツだが人望に厚い風真(櫻井翔)が、互いを助け合いながら難事件に挑む。キャスティングにもスポット広告にも力が入っていましたが、内容は2話目でギブアップするようなワケのわからなさでこれはないわー。

 

⑤大豆田十和子と三人の元夫 (火)フジ

大豆田とわ子(松たか子)は“バツ3”の独身女性。建設会社の社長に就任したばかりのユーモラスでキュートな女性だが、3人の元夫たちに振り回されながら日々奮闘するロマンティックコメディー。こちらは世間の評判も良かったようですが、私的にはさっぱり理解できず、2話辺りでリタイヤしました。

 

⑥恋はDeepに (水)日テレ

蓮田トラストの御曹司でロンドン帰りの蓮田倫太郎(綾野剛)と、星が浜の海を愛する海洋学者・渚海音(石原さとみ)は、リゾート開発業者と海洋研究所に所属するアドバイザー。利害が対立する二人が運命的な恋に落ちる姿を描くラブコメディー。ファンタジーな設定が視聴者に敬遠され、「綾野剛の無駄遣い」とすら言われていたが、石原さとみは最後まで熱演しきったと思いますし、打ち切られてしまった本編の後の特別編もよかったです。また、本作品では研究員藍花を演じた今田美桜の演技も光るものがありました。主題歌のbacknumberが歌う「怪盗」も、未だに私のパワープレーリストに残っています。

 

⑦理想のオトコ (水)テレ東

32歳の美容師・燈子(蓮佛美沙子)が、10歳年上の漫画家・ミツヤス(安藤政信)や高校の同級生との再会を機に恋に目覚める大人の恋愛ドラマ。将来を真剣に考え始めた男女が繰り広げる心の葛藤を描いている。深夜ドラマであり、キャストやストーリーには特に目を見張るものがなかったが、惰性で全話見続けていました。

 

⑧コントが始まる (土)日テレ

春斗(菅田将暉)と潤平(仲野太賀)と瞬太(神木隆之介)は高校の同級生。結成したトリオ芸人「マクベス」は鳴かず飛ばずだが、彼らのファンになるファミレス店員・里穂子(有村架純)と妹・つむぎ(古川琴音)が、思い描きもしなかった未知の「幸せ」と巡り合う姿を描く群像物語。毎回「マクベス」のコントから始まるが、思いが深くないせいか全く刺さることなく、物語の伏線となるはずなのに本編とのつながりが感じられなかった。菅田将暉有村架純といった力の入ったキャスティングでしたが、上手く活かせていないように感じました。むしろ仲野太賀、古川琴音の「恋あた」コンビの方がキャラが立っていて個人的にツボでした。

 

⑨着飾る恋には理由があって (火)TBS

インテリアメーカーの広報として働く真柴くるみ(川口春奈)は、インフルエンサーとして多くのフォロワーをもっていた。契約更新を忘れて部屋を追い出された真柴だが、友達の計らいで漕ぎつけたシェアハウスで既成概念を覆す人たちとの共同生活が始まる。そこで出会ったミニマリスト・藤野駿(横浜流星)らと自分らしく生きる姿を描くラブストーリー。大好評のうちに幕を下ろした「麒麟がくる」での好演を評価された川口春奈の主演とあって、始まる前から注目を集めた本作でした。大河ドラマとトレンディードラマで全く異なる印象を醸し出せた点で、演技の幅をアピールできたと思います。視聴率は平凡なものに終わったようですが、番組としての評価はまずまずでした。

 

⑩半径5メートル (金)NHK

女性週刊誌の若手編集者・風未香(芳根京子)と型破りなベテラン記者・宝子(永作博美)の“迷コンビ”が、ニュースにもならないような“女性たちのもやもや”に切り込む姿を描く。ほかに毎熊克哉、真飛聖山田真歩北村有起哉尾美としのりらが出演しており、NHKらしいしっかり考えさせられる内容でした。タイトルの「半径5メートル」は私が勝手に師と仰ぐ業務改善士の沢渡あまねさんが最近よく発するワードで、こちらの番組との関連は不明ですが、身近なこと、目の前で起こっていることに対して、背景を含めて正しく理解することで、正しい対処につながるといった共通点があるのではないかと思いました。

 

⑪ラブコメの掟 (水)テレ東

 主演、共演のラブコメディー。美人で仕事もできる瑠璃(栗山千明)は、周囲から恋愛経験豊富と思われているが、実際は彼氏いない歴15年の恋愛初心者。そんな瑠璃がひょんなことから、“見た目も中身もパーフェクト”だが、振られ続けているという後輩・亮(小関裕太)に恋愛指南をすることに。恋愛漫画の知識と弟の指南を受けながらの付け焼刃で恋愛指南していたが、化けの皮がはがれて…

栗山千明は昔から苦手なキャラだったのですが、やっぱり今回もダメでした。原作がある以上は仕方ない点もあるのでしょうが、脚本も設定が中途半端で後半は惰性でした。

 

⑫いいね!光源氏くん しーずん2 (月)NHK

2020年春に放送された作品の続編で、時空を飛び越え現代にやって来た源氏物語の主人公・光源氏(千葉雄大)とこじらせOLの沙織(伊藤沙莉)によるラブコメディー。平安の世から沙織の元へ舞い戻ってきた光源氏は、再び沙織と暮らすことに。前作に引き続き平安時代からは光源氏のほか頭中将(桐山漣)が普通に現代に登場し、よく分からないが馴染んでいる。今回は4話完結で、職場の同期である一条(一ノ瀬颯)の好意に困惑しながら光源氏との同棲が進んでいき、しーずん1と比べると展開が早くかつちょっとラフな感じがしました。

 

本クールは以上12作(ウチ3作はギブアップ)でとても多いシーズンでした。見るのも大変でしたが、トップは③レンアイ漫画家でした。

先述のとおり視聴率はボロボロで主演の吉岡里穂は叩かれまくりで世間では惨憺たる評価でしたが、初めはお金のために始めたゲームで、発注者である刈部に振り回されっぱなしでしたが、刈部の人嫌いをきっかけに徐々に立ち位置が変わっていく様子がうまく表現されていました。

次点:⑥恋はDeepに、⑨着飾る恋には理由があって でした。