徒然日記

日々の生活の中から感じたことをゆる~く不定期で綴ります。

視聴ドラマ 2022年 春クール(4~6月)

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2022年の春クール(4~6月)に見たドラマのまとめです。

今期もエントリーは15件とかなり多めでしたが・・・

 

①マイファミリー (日)TBS

ゲーム会社 ハルカナオンラインの社長である鳴沢温人(二宮和也)は、プライベートでは妻・未知留(多部未華子)と娘の友果を持つ父親でもある。そんな一見幸せそうに見える家族だが夫婦仲は冷めきっていた。そんな日常は、娘が誘拐されたことで一変する。

始めは誘拐犯とのやり取りを見るのが怖くなるほどで、犯人からの着信音が鳴るたびに不気味さを覚えていました。数話目でようやく娘を取り戻したと思ったら今度は友達の娘や、娘の友達が誘拐される展開にハラハラさせられました。最終話にかけてちょっと作りが雑になったような印象も受けましたが、総合的には満足の出来でした。主題歌の「それを愛と呼ぶなら」もパワープレイリスト入りです。

 

金田一少年の事件簿 (日)日テレ

1995年に堂本剛ともさかりえ主演で初放送された謎解きミステリーの最新作。主人公の金田一一(はじめ)役は道枝駿佑で5代目とのことだが、2~4世代の作品は見ていません。名探偵・金田一耕助の孫である一が、謎に満ちた殺人事件の大胆で緻密なトリックを暴き、犯人たちの悲しい動機に迫る。

当初視聴予定になかったが、一度見たら続きが見たくなり最後まで完走しました。机上では成立していても現実的ではないトリックもいくつかありましたが、ストーリは面白く原作が長く続いている理由がうかがえました。

 

③恋なんて、本気でやってどうすんの? (月)フジ

恋に本気になれない6人の男女が本気の恋に堕ちていく姿を描くラブストーリー。「恋なんていらない!」と宣言する恋愛経験・男性経験ゼロの桜沢純(広瀬アリス)に、ビストロsalutの店長で、来る者拒まず去る者追わずの刹那恋愛主義男子・長峰柊磨(松村北斗)がアプローチしたのをきっかけに、二人の恋が動き出す。

広瀬アリスは最近ドラマに引っ張りだこで、確かに表情豊かで演技はうまいと思いますがちょっとおなか一杯な感じで見てました。そのせいか、どの話も似たようなことの繰り返しでイマイチ感情移入できませんでした。

 

④元彼の遺言状 (月)フジ

大手法律事務所で働く容姿端麗で超優秀な弁護士・麗子(綾瀬はるか)が法的視点で難事件を解決していくミステリー。元彼が残した「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という奇妙な遺言状の存在を知った麗子。その巨額の遺産を手にするためにある計画を立てる。

始めの2話くらいで視聴をやめました。金にならない仕事はしないというコンセプトは面白いと思いましたが、ストーリーが全く頭に入ってこず脱落しました。某所で囁かれているように、綾瀬はるかのムダ遣いと感じました。

 

⑤吉祥寺ルーザーズ (月)テレ東

ある出来事がきっかけで心が折れてしまった高校教師の安彦聡(増田貴久)、元ファッション誌編集長の大庭桜(田中みな実)ら人生の負け組6人が、東京・吉祥寺のシェアハウスで奇妙な共同生活をする日々を描く。

曲者が6人も集まると毎週何かしらの事件を見せてくれますが、そんなデコボコ同居人でもやるときや一致団結して仲間を守ろうとする笑いあり涙ありのドラマでした。OPの「LOSER」はそんな彼らを元気付けるようないい曲だと思いました。

 

⑥持続可能な恋ですか? (火)TBS

結婚願望の薄いヨガ講師の杏花(上野樹里)と、妻に先立たれて活力を失いかけていた父・林太郎(松重豊)が、二人で婚活をしていくオリジナルラブストーリー。突如始まった“ダブル婚活”をきっかけに、「誰かと共に生きること」を一生懸命考える杏花と、「第二の人生」へと向かう林太郎の奮闘を描く。

上野樹里=のだめの印象が強く残っていますが、時間も経って本作はだいぶ落ち着いた大人の女性をしっかり演じていました。一方林太郎の婚活も失敗できない(させたくない)思いからか一進一退のじれったい感じでした。親子の婚活を同時に描く必要性があったのか、それが表題の「持続可能」とどのような関連があったのか。見つけることができませんでした。

 

⑦正直不動産 (火)NHK

不動産業界の裏側と“家”を巡る人間模様を描いたお仕事コメディー。“口八丁”で売り上げナンバーワンを誇るやり手の営業マン・永瀬財地(山下智久)が、土地の祟りによって嘘が一切つけなくなり、後輩の月下咲良(福原遥)と共に正直さだけを武器に不動産業界で悪戦苦闘する。

不動産や金融商品を買う時は、騙されないように勉強して臨むものだと思いますが、そうしても専門家の言葉に惑わされてしまうケースは多々あると思います。嘘は言わなくても都合の悪いことは言わないし、解釈の分かれるものは都合のいいように説明する。そんな業界において、祟りにより顧客ファーストで対応せざるを得なくなった永瀬と、顧客ファーストでありたい純真無垢な新入社員の月下のコンビが見せる業界模様にどっぷりはまりました。

 

⑧メンタル強め美女白川さん (水)テレ東

“メンタル強め美女”の白川さん(井桁弘恵)が、女性たちのコンプレックスと心の傷に優しく寄り添い背中を押す姿を描く“痛快サプリメントドラマ”。他人のネガティブ発言にも惑わされず、笑顔と自己肯定感たっぷりの返しで華麗にかわしていく白川さんが売り。

のはずでしたが、男ウケするも女に嫌われる女のイメージが払拭しきれないあまり気が晴れないドラマで、途中で見るのをやめてしまいました。

 

⑨悪女~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~ (水)日テレ

主人公・田中麻理鈴(今田美桜)は、大手IT企業に就職するも、窓際部署に配属される。同じ部署で働く謎多き先輩社員・峰岸雪(江口のりこ)からの「あなた、出世したくない?」という言葉をきっかけに、麻理鈴の会社人生が大きく変わっていく。

30年ぶりの再ドラマ化ということで、時代背景が全く違うにも拘らず同じ原作から違和感なく作り上げることができるのかと思いましたが、前作を知らない私にとってその差を見つける術はなく、単純にお仕事ドラマとして楽しみました。社内政治の話など一部に30年前を想起させるようなネタが転がっていましたが、基本的には現代起こっている女性活用の話などがメインでした。元気娘を演じた今田美桜ですが、恋はdeepにとはまるで別人のような演技で今後が楽しみです。

 

⑩未来への10カウント (木)テレ朝

主人公・桐沢祥吾(木村拓哉)は、高校時代にボクシングで4冠を達成したものの、大学時代にある理由でボクシングを断念。その後、妻を亡くし生きる希望を失っていたが、高校のボクシング部のコーチになり、高校生と共に“人生のリング”に返り咲いていく。

いやいやボクシング部の顧問にさせられた折原葵満島ひかり)や、ボクシングをつぶしたい校長の大場真琴(内田有紀)らと対立を避けながらもライバル校を倒す目標をしっかり果たそうと努力する桐沢の姿が良かったです。どんな役もキムタク色に染まるというのは言いえて妙でしたが、それを踏まえても良かったです。満島ひかりも未だFOLDER 5のままで、役者としてはイマイチ好きではなかったのですが、本作は喜怒哀楽がよく出ていてよかったと思います。

⑪探偵が早すぎる~春のトリック返し祭り~ (木)日テレ

“早すぎる探偵”こと千曲川光(滝藤賢一)が巨額の遺産相続により財閥一族から命を狙われる十川一華(広瀬アリス)を、ささいな違和感やミスを察知して未然に殺人計画を防ぐ痛快コメディーミステリー。

設定があり得ないのは仕方ないにしても、トリックを端折りすぎていて雑さが目立つばかりか、展開が早くついて行くのをやめました。一応全話見ましたが続編があったとしても見ないかなって感じでした。

 

⑫鎌倉殿の13人 (日)NHK

武士の世を盤石にした男・北条義時小栗旬)が頂点に上り詰めていく姿をドラマ化。鎌倉幕府初代将軍の“鎌倉殿”こと源頼朝(大泉洋)を支えた13人の家臣団が、頼朝の死後繰り広げる激しい内部抗争、権力の座を巡る駆け引きを描く。

鎌倉が平家討伐のため挙兵して上洛と平家滅亡を成し遂げながらも、源義経菅田将暉)と不和になった頼朝は奥州に逃れた義経を暗殺し、さらには奥州藤原氏を討伐する。着々と足元を固める頼朝だったが、志半ばにして没するところとなった。

御家人たちをまとめ上げた頼朝のカリスマ性を大泉洋が抜群の演技力で表現し、2代将軍頼家や13人の御家人たちとの違いを見せつけてくれた。主役の北条義時すらもその他大勢に見えてしまうほどだった。

 

⑬花嫁未満エスケープ (木)テレ東

結婚適齢期を迎えたセレクトショップ店員・ゆう(岡崎紗絵)の恋模様を描く。7年付き合っている尚紀(中川大輔)とマンネリ気味の日々を過ごすゆうは、結婚に踏み切らない尚紀にもやもやしていた。そんな中、高校時代の元恋人・深見(浅香航大)と偶然再会する。

尚紀はいわゆるダメンズで、ゆうはそんな尚紀も嫌いじゃないのに、結婚に前向きになってくれないことからゆうの気持ちは離れてしまう。かたや偶然再会した深見の優しさにゆうは魅かれていくが、何でもやってくれるため逆に距離を置いてしまう。優しさの使い方の難しさを知る機会になりました。岡崎紗絵はナイトドクター、ドクターホワイトと立て続けに出演しており、注目しています。

 

⑭俺の可愛いはもうすぐ消費期限!? (土)テレ朝

ビールメーカーの丸谷康介(山田涼介)はかわいいを売りにしたトップ営業マン。未来から来た自分(古田新太)に「かわいい」の消費期限を知らされる。そんな丸谷と26年間恋愛経験ゼロのリケジョ真田和泉(芳根京子)の初恋を描くラブコメディー。

かわいいを売りにした既存のセールスを貫こうとする丸谷に対し、真田は裏付けに基づくセールスをすべきと意見が食い違う二人だったが、数々の問題にぶつかりながらも仕事も恋愛も乗り越えていく。オーソドックスな展開とも言え、途中で飽きて中断していたのですが、何かのはずみで再開したら最後まで一気見でした。

 

⑮妖怪シェアハウス (土)テレ朝

小芝風花演じる目黒澪が直面するトラブルや、悪人たちを成敗しながら成長していく姿を描く異色のホラーコメディー。

シーズン2ということで、シーズン1は見ていませんでしたが見てみることにしたものの、「なぜ妖怪?」が払拭できず、人間世界のお話も意味不明で2話目でKOされました。

 

本クールは以上15作でしたが、良作/駄作が入り混じったクールとなりました。

トップは⑦正直不動産でした。

嘘がつけなくなるというありえない設定ではありましたが、業界の裏表を織り交ぜたストーリー展開が心をつかみました。永瀬と月下のコンビネーションの変化も楽しめました。町のあちこちで「不動産」を模して一字を赤くしたポップなども目にするなど、それなりに指示を受けていたのではないでしょうか。

次点で①マイファミリーと⑬花嫁未満エスケープもタイプは違いますがどちらもまた見たくなる良作でした。