徒然日記

日々の生活の中から感じたことをゆる~く不定期で綴ります。

2021年 秋ドラマ(10~12月)

編集

2021年の秋クール(10~12月)に見たドラマをまとめました。

 

日本沈没~希望の人~ (日)TBS

SF小説日本沈没」を大胆にアレンジし、2023年の東京を舞台にドラマ化。“沈没”という目に見えない危機が迫る中「見いだしていく希望」をテーマに描いた。環境省の官僚・天海(小栗旬)は、各省庁の精鋭を集めた未来推進会議のメンバーに選ばれるが、そこへ関東沈没への警鐘を鳴らす田所(香川照之)の発信から、日本に未曽有の緊急事態が迫っていることが暴露され混乱に陥る。

事なかれ主義の官邸と国難への対処に真剣に取り組む官僚の間を上手にドライブする天海の暗躍や、政治の腐敗を暴く椎名(杏)、好きだけど別れることになった妻・香織(比嘉愛未)らとの関係の変化も見事でした。

 

②ラジエーションハウスⅡ~放射線科の診断レポート~ (月)フジ

2019年に放送された「ラジエーションハウス〜放射線科の診断レポート〜」の続編。天才放射線技師・五十嵐唯織(窪田正孝)ら、医学界のルールや型にはまらない方法で病の原因を探り“視えない病”を見つけだす診断放射線技師たちの奮闘を描く。

前作は見ていませんでしたが、本田翼と広瀬アリスのためのドラマのように感じました。病院側から圧力をかけられそれに対抗すべく成果を挙げるのはドラマではよくある話。院長の灰島役の高嶋政宏の嫌な奴役も板についてきました。

 

③じゃない方の彼女 (月)テレ東

どこにでもいる普通の人生を送ってきた“じゃない方”の男性にスポットライトを当て、妻“じゃない方”の女子大学生との不倫を描くコメディー。大学准教授の小谷雅也(濱田岳)は、大学生の野々山怜子(山下美月)と偶然の出会いが重なり、その魔性にはまっていく。

妻を大事に思っている小谷に事あるごとに悪魔の囁きをする同僚の片桐(山崎樹範)に苛立ちつつ、最終話までハラハラしながら見られました。

 

④婚姻届に判を捺しただけなのに (火)TBS

「おひとり様最高!」のイマドキ女子・明葉(清野菜名)と、堅物で性格に難ありの会社員・百瀬(坂口健太郎)は、ファミレスで見かけた縁から電撃偽装結婚をする関係になった。

突然のプロポーズからお金で結ばれた契約結婚は前クールのプロミスシンデレラに通じるところがあり、これは最近の漫画のトレンドか?と思うくらい似通った設定で、その後徐々に百瀬の優しさに引かれていくのは既定路線といったところか。ただ百瀬の弟の旭(前野朋哉)の妻・美晴(倉科カナ)が、百瀬の本当に好きな人だという複雑怪奇な設定にもかかわらず、すんなり理解できるのは製作者の腕なのかなと思った。

 

⑤恋です~ヤンキー君と白杖ガール~ (水)日テレ

盲学校高等部3年の赤座ユキコ(杉咲花)と不良少年・黒川森生(杉野遥亮)の笑って泣けるラブコメディー。光と色がぼんやり分かる程度の弱視のユキコの日常を通じて、視覚障碍者の困っていることやそれほど困っていないことがホンの一部かもしれないが理解できた。

 

⑥つまり好きだって言いたいんだけど (水)テレ東

人気若手俳優だが女癖が悪い問題児の瀬那(櫻井海音)と、そのマネジャーとして働くことになった千歳(大原櫻子) のラブコメディー。千歳がひょんなことから担当することになった俳優・瀬那は、昔よくからかわれた幼馴染み。

「好き」って言いたいだけなのに、二人とも昔のイメージが振り払えず恋のアプローチも宙ぶらりん。すれ違ってばかりでやきもきするドラマでした。

 

⑦アンラッキーガール (木)日テレ

世界一不運な3人の女性たちが、次々とトラブルに巻き込まれながらも幸せをつかもうと奮闘するアンラッキーコメディー。あらゆる運に恵まれない幸(福原遥)らは、弁護士と占い師の顔を持つ謎の男・指宿(生瀬勝久)の占いが示すように行動するが、さらなる不運に巻き込まれてしまう。

展開がハチャメチャで見続けるのがしんどいところもありましたが、なぜか全話完走できました。

 

⑧最愛 (金)TBS

殺人事件の重要参考人となった真田ウエルネス社長・真田梨央(吉高由里子)と、事件を追う刑事、そして、あらゆる手段で梨央を守ろうとする敏腕弁護士らを中心に展開するサスペンス&ラブストーリー。

今と昔、岐阜と東京を舞台に繰り広げられる事件と捜査、かなり複雑なストーリーで100%消化するには2~3回見る必要があると思いましたが、それをしたいと思うようなドラマでした。

 

⑨スナックキズツキ (金)テレ東

アルコールは置いてない風変わりな“スナック キズツキ”は傷ついた人がたどり着く店。ママ・トウコ(原田知世)は温かい飲み物とおいしい料理で、時に歌ったり楽器を演奏したりして訪れた人々に寄り添っていく。

なかなか登場人物に感情移入することが出来ず、ママの振る舞いもイマイチ理解できないまま2話目で視聴を断念しました。

 

⑩二月の勝者~絶対合格の教室~ (土)日テレ

最強で最悪のスーパー塾講師・黒木蔵人(柳楽優弥)が、業績不振の中堅塾「桜花ゼミナール」の校長に就任し、新小学6年生に「全員を第一志望に合格させる」と宣言。超現実的で本音主義の黒木が、鋭い洞察力と行動力で生徒の本質を見抜き、親の不安を解決に導く姿を描く。

学校教諭をドロップアウトした佐倉麻衣(井上真央)が予備校講師としてR(egular)クラスを担当するが、学校とのやり方の違いに戸惑いながらも黒木の手腕に感心する。ウルトラC的な常識では考えられないやり方もありましたが、あってもおかしくないような手段で成果が出るまでの経緯をきちんと描写していて好感が持てました。

 

⑪顔だけ先生 (土)フジ

私立菊玲学園高等学校の非常勤講師となった遠藤(神尾楓珠)は、ルックスは抜群だが自分ファーストで、教師らしいことは一切しない。学年主任の亀高千里(貫地谷しほり)はそんな遠藤の発言や行動に振り回されるが、その行為が悩める生徒たちの問題を解決していくことに。

先生のクセに自由人、話のつながりも少々無理やり感が拭えず、3話目で見るのをやめました。

 

 

本クールは以上11作で見るのが大変でしたが、個人的なトップは③じゃない方の彼女でした。

不倫という重い内容かと思いきや妻の麗(小西真奈美)までコメディタッチに描かれ、最後はみんな笑顔になれる作品に仕上がりました。23時代のドラマにしてはキャスティングにも力が入っていたと思います。

 

次点:⑤恋です ヤンキー君と白杖ガール でした。