徒然日記

日々の生活の中から感じたことをゆる~く不定期で綴ります。

2021年 秋ドラマ(10~12月)

編集

2021年の秋クール(10~12月)に見たドラマをまとめました。

 

日本沈没~希望の人~ (日)TBS

SF小説日本沈没」を大胆にアレンジし、2023年の東京を舞台にドラマ化。“沈没”という目に見えない危機が迫る中「見いだしていく希望」をテーマに描いた。環境省の官僚・天海(小栗旬)は、各省庁の精鋭を集めた未来推進会議のメンバーに選ばれるが、そこへ関東沈没への警鐘を鳴らす田所(香川照之)の発信から、日本に未曽有の緊急事態が迫っていることが暴露され混乱に陥る。

事なかれ主義の官邸と国難への対処に真剣に取り組む官僚の間を上手にドライブする天海の暗躍や、政治の腐敗を暴く椎名(杏)、好きだけど別れることになった妻・香織(比嘉愛未)らとの関係の変化も見事でした。

 

②ラジエーションハウスⅡ~放射線科の診断レポート~ (月)フジ

2019年に放送された「ラジエーションハウス〜放射線科の診断レポート〜」の続編。天才放射線技師・五十嵐唯織(窪田正孝)ら、医学界のルールや型にはまらない方法で病の原因を探り“視えない病”を見つけだす診断放射線技師たちの奮闘を描く。

前作は見ていませんでしたが、本田翼と広瀬アリスのためのドラマのように感じました。病院側から圧力をかけられそれに対抗すべく成果を挙げるのはドラマではよくある話。院長の灰島役の高嶋政宏の嫌な奴役も板についてきました。

 

③じゃない方の彼女 (月)テレ東

どこにでもいる普通の人生を送ってきた“じゃない方”の男性にスポットライトを当て、妻“じゃない方”の女子大学生との不倫を描くコメディー。大学准教授の小谷雅也(濱田岳)は、大学生の野々山怜子(山下美月)と偶然の出会いが重なり、その魔性にはまっていく。

妻を大事に思っている小谷に事あるごとに悪魔の囁きをする同僚の片桐(山崎樹範)に苛立ちつつ、最終話までハラハラしながら見られました。

 

④婚姻届に判を捺しただけなのに (火)TBS

「おひとり様最高!」のイマドキ女子・明葉(清野菜名)と、堅物で性格に難ありの会社員・百瀬(坂口健太郎)は、ファミレスで見かけた縁から電撃偽装結婚をする関係になった。

突然のプロポーズからお金で結ばれた契約結婚は前クールのプロミスシンデレラに通じるところがあり、これは最近の漫画のトレンドか?と思うくらい似通った設定で、その後徐々に百瀬の優しさに引かれていくのは既定路線といったところか。ただ百瀬の弟の旭(前野朋哉)の妻・美晴(倉科カナ)が、百瀬の本当に好きな人だという複雑怪奇な設定にもかかわらず、すんなり理解できるのは製作者の腕なのかなと思った。

 

⑤恋です~ヤンキー君と白杖ガール~ (水)日テレ

盲学校高等部3年の赤座ユキコ(杉咲花)と不良少年・黒川森生(杉野遥亮)の笑って泣けるラブコメディー。光と色がぼんやり分かる程度の弱視のユキコの日常を通じて、視覚障碍者の困っていることやそれほど困っていないことがホンの一部かもしれないが理解できた。

 

⑥つまり好きだって言いたいんだけど (水)テレ東

人気若手俳優だが女癖が悪い問題児の瀬那(櫻井海音)と、そのマネジャーとして働くことになった千歳(大原櫻子) のラブコメディー。千歳がひょんなことから担当することになった俳優・瀬那は、昔よくからかわれた幼馴染み。

「好き」って言いたいだけなのに、二人とも昔のイメージが振り払えず恋のアプローチも宙ぶらりん。すれ違ってばかりでやきもきするドラマでした。

 

⑦アンラッキーガール (木)日テレ

世界一不運な3人の女性たちが、次々とトラブルに巻き込まれながらも幸せをつかもうと奮闘するアンラッキーコメディー。あらゆる運に恵まれない幸(福原遥)らは、弁護士と占い師の顔を持つ謎の男・指宿(生瀬勝久)の占いが示すように行動するが、さらなる不運に巻き込まれてしまう。

展開がハチャメチャで見続けるのがしんどいところもありましたが、なぜか全話完走できました。

 

⑧最愛 (金)TBS

殺人事件の重要参考人となった真田ウエルネス社長・真田梨央(吉高由里子)と、事件を追う刑事、そして、あらゆる手段で梨央を守ろうとする敏腕弁護士らを中心に展開するサスペンス&ラブストーリー。

今と昔、岐阜と東京を舞台に繰り広げられる事件と捜査、かなり複雑なストーリーで100%消化するには2~3回見る必要があると思いましたが、それをしたいと思うようなドラマでした。

 

⑨スナックキズツキ (金)テレ東

アルコールは置いてない風変わりな“スナック キズツキ”は傷ついた人がたどり着く店。ママ・トウコ(原田知世)は温かい飲み物とおいしい料理で、時に歌ったり楽器を演奏したりして訪れた人々に寄り添っていく。

なかなか登場人物に感情移入することが出来ず、ママの振る舞いもイマイチ理解できないまま2話目で視聴を断念しました。

 

⑩二月の勝者~絶対合格の教室~ (土)日テレ

最強で最悪のスーパー塾講師・黒木蔵人(柳楽優弥)が、業績不振の中堅塾「桜花ゼミナール」の校長に就任し、新小学6年生に「全員を第一志望に合格させる」と宣言。超現実的で本音主義の黒木が、鋭い洞察力と行動力で生徒の本質を見抜き、親の不安を解決に導く姿を描く。

学校教諭をドロップアウトした佐倉麻衣(井上真央)が予備校講師としてR(egular)クラスを担当するが、学校とのやり方の違いに戸惑いながらも黒木の手腕に感心する。ウルトラC的な常識では考えられないやり方もありましたが、あってもおかしくないような手段で成果が出るまでの経緯をきちんと描写していて好感が持てました。

 

⑪顔だけ先生 (土)フジ

私立菊玲学園高等学校の非常勤講師となった遠藤(神尾楓珠)は、ルックスは抜群だが自分ファーストで、教師らしいことは一切しない。学年主任の亀高千里(貫地谷しほり)はそんな遠藤の発言や行動に振り回されるが、その行為が悩める生徒たちの問題を解決していくことに。

先生のクセに自由人、話のつながりも少々無理やり感が拭えず、3話目で見るのをやめました。

 

 

本クールは以上11作で見るのが大変でしたが、個人的なトップは③じゃない方の彼女でした。

不倫という重い内容かと思いきや妻の麗(小西真奈美)までコメディタッチに描かれ、最後はみんな笑顔になれる作品に仕上がりました。23時代のドラマにしてはキャスティングにも力が入っていたと思います。

 

次点:⑤恋です ヤンキー君と白杖ガール でした。

2021年 夏ドラマ

2021年 夏ドラマ

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2021年の夏(7~9月)ドラマの感想をまとめました。

 

①#家族募集します (金)TBS

妻を亡くしシングルファーザーになった赤城俊平(重岡大毅)は、偶然再会した幼なじみの小山内蒼介(仲野太賀)がSNSに投稿した「#家族募集します」という呼び掛けに巻き込まれる。募集を見て集まった桃田礼(木村文乃)、横瀬めいく(岸井ゆきの)とその子供たちとの同居生活を描いた物語。別に自分の居場所が無いわけではないけど、何か居心地がよく集まって家族同然に振舞うあたり、ありえないと思いながらもハートフルなお話に引き込まれてしまいました。ただ仲野太賀は「この恋あたためますか」「コントが始まる」に引き続いての出演ですが、うるさいキャラにちょっと飽きてきました。

 

②痴情の接吻 (土)テレ朝(TVer

ハイスペックなサラリーマン上条忍(橋本良亮)が海外勤務から帰任すると、幼馴染の図書館司書の和華(中村ゆりか)と10年ぶりに再会。和華が引越し先を探しているところを強引に同居を迫る。本をこよなく愛する和華と、彼女を絶対的に愛し続ける忍の偏愛ラブストーリー。偏愛という言葉がぴったりなほど異常で温度差の激しいカップルでしたが、一途さに根負けしやがて引き込まれていく和華の心情がうまく表現されおり最後まで食い入るように見ていました。

 

③ただ離婚してないだけ (水)テレ東

結婚生活7年目の柿野正隆(北山宏光)と雪映(中村ゆり)は、ただ離婚していないだけの冷え切った夫婦。正隆は不倫相手の夏川萌(萩原みのり)を妊娠させ中絶させた一方で雪映にも妊娠が発覚して事態が急展開する不倫サスペンス。面白いorつまらないと言うよりも怖いが先に出てくるドラマでした。グロイ映像もあり、夜中に一人では絶対に見られない内容でした。途中で何度も視聴をやめようかと思いましたが、結局完走したのは怖いもの見たさなのでしょうか??

 

④来世ではちゃんとします2 (水)テレ東

2020年に放送された「来世ではちゃんとします」の第2弾。5人のセフレがいる性依存系女子・桃江(内田理央)ら、恋愛観をこじらせた男女の生態を赤裸々に描くラブコメディー。前回のノリで見ようと思いましたが、今期は視聴作品が多く、結果3話くらいでやめました。

 

⑤推しの王子様 (木)フジ

乙女ゲームを制作するベンチャー企業の社長・日高泉美(比嘉愛未)が、五十嵐航(渡邊圭祐)を理想の男性に育てるため奮闘する日々を描いたロマンティックコメディー。急遽代役として主演が決まった比嘉愛未ベンチャー企業の社長にはうってつけでした。これが当初予定されていた深田恭子だったら社長感が全くでなかっただろうなと思います。ただ役にははまったと思いますが、肝心の中身は今一つ。ゲームのキャラクターにそっくりな言わば王子様が目の前に現れ採用するも、常識を知らず扱いに困るところから、やがてピンチを救う存在になるというありふれたフィクションで最後まで見たものの惰性でした。

 

⑥ハコヅメ~たたかう!交番女子~ (水)日テレ

交番勤務の藤聖子(戸田恵梨香)と川合麻依(永野芽郁)は凸凹ペア。ハードな交番勤務に身も心もボロボロになり、辞める機会をうかがう麻依の前に、刑事課から異動してきた聖子が現れてのドタバタ劇。身近なようで意外と知らない、警察官の日常を涙と笑いで表現してくれました。途中永野のコロナ感染で撮影が止まったりもしましたが、最後まで楽しく見られました。

 

⑦TOKYO MER~走る緊急救命室~ (日)TBS

救命救急医・喜多見(鈴木亮平)らが、都知事直轄の救命救急チーム“TOKYO MER”を舞台に事故、災害、事件現場に駆け付け奮闘する姿を描いた医療ドラマ。厚生労働省から派遣された官僚であり救命救急医の音羽賀来賢人)も当初のミッションにジレンマを感じながらも、医師としての務めをしっかり果たすあたりは、脚本にやられたなあと感じました。

 

⑧プロミス・シンデレラ (火)TBS

夫に離婚を告げられ家を飛び出した人生崖っぷちのアラサーバツイチの桂木早梅(二階堂ふみ)がホームレス生活を始めた矢先、高校生の片岡壱成(真栄田郷敦)に遊ばれひょんなことから同居する羽目に。借金返済のため“リアル人生ゲーム”に巻き込まれるが、大人として立場をわきまえながらミッションをクリアしていく早梅の姿は一見の価値ありでした。

 

⑨ナイト・ドクター (月)フジ

崩壊寸前の救急医療を立て直すべく新設された夜間勤務専門の「ナイト・ドクター」が新設される。メンバーの美月(波瑠)は昼勤チームからのいわれのない暴言に苛立ちを覚えながらも、チームの成瀬(田中圭)、新(岸優太)、瞬(北村匠海)、幸保(岡崎紗絵)らとともに夜間救急の現場を盛り立てていく物語。

同じ医療ドラマのTOKYO MERと比較され十人十色の感想が飛び交っていますが、リアリティはナイトドクターが上かなと思いました。

 

⑩彼女はキレイだった (火)フジ

優等生の美少女から無職の残念女子になった佐藤愛(小芝風花)は、アシスタントとして雑誌編集部で働き始める。そんな売り上げ不振に喘ぐ編集部にやってきたのは、さえない太っちょの少年からイケメンエリートになった幼なじみの長谷部宗介(中島健人)。上司と部下として同じ編集部で働くが、宗介は愛に気付かず、愛も正体を明かせずにいた。

あと一歩が踏み出せずに遠回りをしてしまう愛にもどかしさを覚えながら最後まで見続けられました。両主演者はモコミと黒服物語のインパクトが未だに強いですが、本作もなかなか良かったです。

 

⑪初情事まであと1時間 (木)MBSTVer

恋人たちが初めて結ばれるまでの直前のストーリーを切り取った恋愛オムニバスドラマ。不器用で面倒くさいけど愛おしく掛けがえの無い瞬間を表現した作品。毎週一話完結で特定の役者さんへの思い入れはありませんでしたが、毎週流れるAdoの「夜のピエロ」が頭の中でパワープレーでした。

 

⑫にぶんのいち夫婦 (水)テレ東

 

中山文(比嘉愛未)はイケメンで誠実な夫の和真(竹財輝之助)と幸せな生活を送っていたが、ある時から次々に夫の浮気疑惑が浮上する。夫婦関係が壊れるかもしれないリスクを取るか、今後の日常を守るか、文は迷いながらも結婚生活を続けていく。

大切な日の約束を仕事を理由に何度も破られ、健気に嘘を信じ込もうとする姿にモヤモヤ。友人たち(秋元才加ら)の協力に力が入ったものの、まさかの展開に驚きでした。

 

 

今季は以上12作で、大変忙しいクールになりましたが、トップは⑩彼女はキレイだったでした。

小芝風花の爆発ヘアや中島健人の豹変ぶりも面白かったですが、二人の関係が何度も好転する機会があったにもかかわらず、何度も裏切られるたびに引き込まれていく感じがしました。また端役ではありましたが元TBSの宇垣アナも存在感を示していました。

次点:⑥ハコヅメ、⑧プロミスシンデレラ でした。

2021年 春ドラマ

2021年 春ドラマ

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2021年の春(4~6月)ドラマの感想をまとめました。今季も録画視聴中心です。

 

①珈琲いかがでしょう (月)テレ東

移動コーヒー店「たこ珈琲」の店主・青山一(中村倫也)は、日々の生活に疲れ癒やされたい人や、人間関係を見直したい人など、全ての人を優しく包み込む。そんなコーヒー屋の物語かと思っていたら、途中からホームレスやらヤクザが出てきて「えっ?」と思うような展開になるかと思いきや、最後はきれいにまとめてくれました。

 

②リコカツ (金)TBS

交際ゼロ日で結婚した水口咲(北川景子)と緒原紘一(永山瑛太)が、離婚に向けた活動“リコカツ”を描いた作品。自由な家庭で育った咲と、厳格な自衛官一家で育った紘一はまるで正反対。生活習慣や価値観の違いから意見が食い違い、新婚早々離婚を決意する。初回を録り逃してTverで補ったものの、4話くらいで視聴をやめました。自衛隊員の生活がどのように描写されるのか気にはなりましたが、話についていくことができませんでした。

 

③レンアイ漫画家 (木)フジ

少女漫画家・刈部清一郎(鈴木亮平)は大ヒット恋愛漫画『銀河天使』を描く半面、自分自身の恋愛はまるでダメ。一方で“ダメ男ホイホイ”と呼ばれる崖っぷちアラサー女子・久遠あいこ(吉岡里帆)は葬儀場の仕事を退職しアパートは取り壊され、刈部の家に居候することになる。清一郎は漫画のネタのためにあいこに疑似恋愛を依頼、あいこは相手と淡い恋などを期待するが一方的に振り回されるが…

同名コミックスが原作のハートフルラブコメディー。番宣では相変わらずあざといキャラ(地?)で本編とは関係ないところで叩かれる吉岡里穂で、番組自体も評判がいいとは言えない状況でしたが、個人的には面白い番組でした。

 

④ネメシス (日)日テレ

謎多き探偵事務所「ネメシス」で、天才的ひらめきを誇るが無鉄砲なアンナ(広瀬すず)と、ポンコツだが人望に厚い風真(櫻井翔)が、互いを助け合いながら難事件に挑む。キャスティングにもスポット広告にも力が入っていましたが、内容は2話目でギブアップするようなワケのわからなさでこれはないわー。

 

⑤大豆田十和子と三人の元夫 (火)フジ

大豆田とわ子(松たか子)は“バツ3”の独身女性。建設会社の社長に就任したばかりのユーモラスでキュートな女性だが、3人の元夫たちに振り回されながら日々奮闘するロマンティックコメディー。こちらは世間の評判も良かったようですが、私的にはさっぱり理解できず、2話辺りでリタイヤしました。

 

⑥恋はDeepに (水)日テレ

蓮田トラストの御曹司でロンドン帰りの蓮田倫太郎(綾野剛)と、星が浜の海を愛する海洋学者・渚海音(石原さとみ)は、リゾート開発業者と海洋研究所に所属するアドバイザー。利害が対立する二人が運命的な恋に落ちる姿を描くラブコメディー。ファンタジーな設定が視聴者に敬遠され、「綾野剛の無駄遣い」とすら言われていたが、石原さとみは最後まで熱演しきったと思いますし、打ち切られてしまった本編の後の特別編もよかったです。また、本作品では研究員藍花を演じた今田美桜の演技も光るものがありました。主題歌のbacknumberが歌う「怪盗」も、未だに私のパワープレーリストに残っています。

 

⑦理想のオトコ (水)テレ東

32歳の美容師・燈子(蓮佛美沙子)が、10歳年上の漫画家・ミツヤス(安藤政信)や高校の同級生との再会を機に恋に目覚める大人の恋愛ドラマ。将来を真剣に考え始めた男女が繰り広げる心の葛藤を描いている。深夜ドラマであり、キャストやストーリーには特に目を見張るものがなかったが、惰性で全話見続けていました。

 

⑧コントが始まる (土)日テレ

春斗(菅田将暉)と潤平(仲野太賀)と瞬太(神木隆之介)は高校の同級生。結成したトリオ芸人「マクベス」は鳴かず飛ばずだが、彼らのファンになるファミレス店員・里穂子(有村架純)と妹・つむぎ(古川琴音)が、思い描きもしなかった未知の「幸せ」と巡り合う姿を描く群像物語。毎回「マクベス」のコントから始まるが、思いが深くないせいか全く刺さることなく、物語の伏線となるはずなのに本編とのつながりが感じられなかった。菅田将暉有村架純といった力の入ったキャスティングでしたが、上手く活かせていないように感じました。むしろ仲野太賀、古川琴音の「恋あた」コンビの方がキャラが立っていて個人的にツボでした。

 

⑨着飾る恋には理由があって (火)TBS

インテリアメーカーの広報として働く真柴くるみ(川口春奈)は、インフルエンサーとして多くのフォロワーをもっていた。契約更新を忘れて部屋を追い出された真柴だが、友達の計らいで漕ぎつけたシェアハウスで既成概念を覆す人たちとの共同生活が始まる。そこで出会ったミニマリスト・藤野駿(横浜流星)らと自分らしく生きる姿を描くラブストーリー。大好評のうちに幕を下ろした「麒麟がくる」での好演を評価された川口春奈の主演とあって、始まる前から注目を集めた本作でした。大河ドラマとトレンディードラマで全く異なる印象を醸し出せた点で、演技の幅をアピールできたと思います。視聴率は平凡なものに終わったようですが、番組としての評価はまずまずでした。

 

⑩半径5メートル (金)NHK

女性週刊誌の若手編集者・風未香(芳根京子)と型破りなベテラン記者・宝子(永作博美)の“迷コンビ”が、ニュースにもならないような“女性たちのもやもや”に切り込む姿を描く。ほかに毎熊克哉、真飛聖山田真歩北村有起哉尾美としのりらが出演しており、NHKらしいしっかり考えさせられる内容でした。タイトルの「半径5メートル」は私が勝手に師と仰ぐ業務改善士の沢渡あまねさんが最近よく発するワードで、こちらの番組との関連は不明ですが、身近なこと、目の前で起こっていることに対して、背景を含めて正しく理解することで、正しい対処につながるといった共通点があるのではないかと思いました。

 

⑪ラブコメの掟 (水)テレ東

 主演、共演のラブコメディー。美人で仕事もできる瑠璃(栗山千明)は、周囲から恋愛経験豊富と思われているが、実際は彼氏いない歴15年の恋愛初心者。そんな瑠璃がひょんなことから、“見た目も中身もパーフェクト”だが、振られ続けているという後輩・亮(小関裕太)に恋愛指南をすることに。恋愛漫画の知識と弟の指南を受けながらの付け焼刃で恋愛指南していたが、化けの皮がはがれて…

栗山千明は昔から苦手なキャラだったのですが、やっぱり今回もダメでした。原作がある以上は仕方ない点もあるのでしょうが、脚本も設定が中途半端で後半は惰性でした。

 

⑫いいね!光源氏くん しーずん2 (月)NHK

2020年春に放送された作品の続編で、時空を飛び越え現代にやって来た源氏物語の主人公・光源氏(千葉雄大)とこじらせOLの沙織(伊藤沙莉)によるラブコメディー。平安の世から沙織の元へ舞い戻ってきた光源氏は、再び沙織と暮らすことに。前作に引き続き平安時代からは光源氏のほか頭中将(桐山漣)が普通に現代に登場し、よく分からないが馴染んでいる。今回は4話完結で、職場の同期である一条(一ノ瀬颯)の好意に困惑しながら光源氏との同棲が進んでいき、しーずん1と比べると展開が早くかつちょっとラフな感じがしました。

 

本クールは以上12作(ウチ3作はギブアップ)でとても多いシーズンでした。見るのも大変でしたが、トップは③レンアイ漫画家でした。

先述のとおり視聴率はボロボロで主演の吉岡里穂は叩かれまくりで世間では惨憺たる評価でしたが、初めはお金のために始めたゲームで、発注者である刈部に振り回されっぱなしでしたが、刈部の人嫌いをきっかけに徐々に立ち位置が変わっていく様子がうまく表現されていました。

次点:⑥恋はDeepに、⑨着飾る恋には理由があって でした。

Go to travel in autumn vacation 2021

秋の何もない土日でしたが、娘の小学校が秋休み(2期制のため)のため、昨年に引き続き有休を取ってGo to travelしてきました。

 

今年は直前までコロナの第5波が猛威を振るっていたこともあり、世間の観光ムードはまだ控えめでしたが、それでも緊急事態宣言が解除されたこともありどこかへ出かけようということで1週間前に企画しました。今年は電車の旅ではなく車で行ける範囲で、逆に言うと電車では行きにくいところを回れるプランにしました。 

 

まず最初の目的地は越前朝倉氏の拠点でもあった一乗谷を目指します。普通の人ならば名神から北陸道を経由していくのではないかと思いますが、ここは敢えての九頭竜湖経由で未知のエリアを走ります。ちなみに九頭竜ダムはコロナの影響で恒例のダムカードは入手できず残念。

一乗谷は週末とあってまあまあの観光客がいました。無料ガイドさんに従うこと30分余り、朝倉氏がなぜ反映したのか、どのように滅んだか、そしてゆかりのある明智光秀がどのように振舞ったかなど、所々昨年の大河ドラマを引き合いに出しながらちょっとした歴史のお勉強をしてきました。

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朝倉家

 

続いては、朝倉家を滅ぼした織田家の猛将 柴田勝家の治めた北ノ庄城址へ向かいます。今回の旅を企画するまで北ノ庄城が福井のど真ん中にあることすら知らず、北ノ庄城があったから今の福井市があるのかと逆に納得。話好きのボランティアスタッフに捕まり、ちょっとうんざりするところもありましたが、一乗谷が焼き尽くされた後、家を追われた住人たちが北ノ庄へ移り住み、優れた技術力を発揮して北ノ庄の発展に貢献した話など、初めて知る情報もありました。

長女は浅井三姉妹がお気に入りで、記念撮影にご満悦でした。

 

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浅井三姉妹

 

続いてやってきたのは福井と言えば東尋坊。電車では行きにくいこともあり、この機会に行ってみました。自殺の名所というネガティブな面もありますが、このような不思議な岩が織りなす崖は、自然の神秘を感じさせてくれます。娘は自然のアスレチックぐらいにしか感じていなかったかもしれませんが…

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東尋坊

 

ちなみに東尋坊と言えば、勝間塾のがけっぷちよしひこさんが私的には頭の中から離れず、せっかくなのでがけっぷちのお店「ギャラリーあしや」さんをのぞかせて頂きました。何度もウェブを見ているので、あれもこれも見たことあるものがいっぱい並んでいましたが、やっぱり本場は違うなあと思います。ちなみにシャイな私は本人らしき人に話しかけることができませんでした。

 

勝手にリンク張ります 

yoshik7.hateblo.jp

 

 

富山に泊まった翌日は早起きして先ずは電車で宇奈月へ向かいます。今日の目的地は立山黒部アルペンルートではなく、黒部川を遡りながら黒部ダム方面を目指します(ただし黒部ダムには到達しない)。

コロナの影響で富山地鉄は特急運転を休止しており、各停で2時間の後、今日のメインイベントであるトロッコ列車に乗車します。トロッコ列車黒部峡谷鉄道という関西電力の関連会社が運営しており、本来は黒部川沿いの発電施設へ人や物資を輸送するための鉄道でした。その用途は現在も残っているものの、黒部の秘境を訪れる人々が後を絶たず、観光客向けに旅客輸送を開始した経緯があります。

宇奈月駅を発車するといくつかの駅がありますが、旅客が乗降できる駅は上記のような性格から起終点を除くと2つしかありません。トロッコ車両は窓がないため、風を感じられ、レールの軋む音を感じられ、トンネルの匂いを感じられ、時には虫が飛び込んできたりもします。片道20キロほどを80分かけて登っていきますが、標高差があり体感気温がどんどん下がっていくのがわかります。道中はいくつもの自然美、その中に現代の発電施設、ダムに沈んだ街の遺構などを満喫できました。

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ロッコ

 

終点の欅平では周辺の散策もしましたが、最も喜んでいたのは足湯でした。硫黄の匂いが気になったようでしたが、今まであまり硫黄泉には浸かったことがなかったかもしれません。こういうところで火山と温泉のつながりを教えられるのはよかったです。

 

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足湯

 

富山市内に戻って富山城の見学と、翌朝は富岩運河環水公園を散歩しました。平日の早朝にキレイな公園を散歩するのは心地よかったです。

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富山城

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環水公園

 

という感じで、今年の父娘二人旅も無事に終わりました。今回は福井ラーメン、きときと寿司、ブラックラーメン、大門素麺などを食しました。

 

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2021年 冬ドラマ

2021年冬ドラマ(2021.1~2021.3)の感想をまとめました。

 

テレビ視聴を再開して数年経ちました。仕事の都合もありリアルタイム視聴が必ずできるわけでもないため、ビデオ視聴が基本となっています。 

 

今期のエントリーは以下のとおり

ウチの娘は、彼氏ができない!! (水)日テレ

②オー!マイ・ボス!恋は別冊で (火)TBS

③にじいろカルテ (木)テレ朝

④書けないッ!?~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活~ (土) テレ朝

⑤モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~ (土) テレ朝

⑥知ってるワイフ (木) フジ

⑦ドリームチーム (金) NHK

麒麟がくる (日) NHK

 

前評判は①②と、ついに最終話を迎える⑧が高かったようで、個人的にも②⑧に期待をしていました。①は菅野美穂浜辺美波らを、②は上白石萌音菜々緒らを主演に迎え万全を期します。

⑧以外は1月に一斉にスタートを切ったレースですが、なかなかビデオを見る時間がなく、3月も後半になってから見だした作品もありましたが、今回は前作ゴールまでたどり着くことが出来ました。 

 

①はベストセラー作家だった碧(菅野美穂)の娘で、地味でオタクの空(浜辺美波)の自分探しと恋模様を描いた作品でしたが、なんか途中から話が分からなくなり、碧のぶっとんだキャラも手伝ってストーリーを追うのを諦めかけました。 

②は田舎から出てきた奈未(上白石萌音)は、就職した出版社でファッション誌の鬼編集長である麗子(菜々緒)の雑用係として悪戦苦闘しながらも自身の恋も発展させようと努力する物語。潤之助(玉森裕太)に懐かれ恋仲になるも、彼氏は鬼編集長の弟と発覚して心は揺れる。一方で私の心はあまり揺すられることなく、後半は惰性で見ていました。

③は毎度おなじみクセのある役を演じる高畑充希(真空)が、難病を抱えていることを隠してど田舎の虹ノ村の診療所へ医師として赴任し、徐々に村や同僚の朔(井浦新)と太陽(北村匠海)に馴染んでいくストーリー。医師としての芯の強さとちょっと拙いしゃべり方にすっとぼけたキャラクターがはまってました。看護師の太陽も男のクセにと弄られることにいちいち憤慨しながらも仕事は繊細、キャラ作りも秀逸でDISHの活動もさることながら、俳優としても今後が注目されます。はじめはちょっとイマイチかもと思って見ていましたが、後半からジワジワとくるドラマでした。

 

④は脚本家として過去に1発だけ中ヒットを出したことがある吉丸圭介(生田斗真)が、プロデューサの無茶ぶりに対して、家族や娘の家庭教師、怪しいカウンセラーやツルツル頭らの助け(?)を得ながら、何とか連ドラを書き上げるストーリー。深夜枠の作品ということもあり、少々ぶっ飛んだストーリー展開で突っ込みどころも満載でしたが、何か笑えるコメディーでした。

 

⑤はモノと会話ができる萌子美(小芝風花)は子供のころから不思議ちゃん扱いされ、親も他人から遠ざけようとする始末。工場でやっていた検査の仕事や、兄(工藤阿須加)の働く花屋での仕事も、同僚やお客さんからは評価されていたのに、身内には受け入れてもらえず。家族に対して人一倍思いが強く、何かと決めつける母親からみんな離れていくが、最終的には大団円を迎える心温まるエンディングでした。

 

⑥恐妻家の剣崎元春(大倉忠義)は妻の澪(広瀬アリス)との生活に嫌気がさし、不思議な老人(生瀬勝久)の言葉を疑いながらも過去にタイムスリップ。澪との出会いを避けるようにした結果、戻ってみると妻が大学の友人だった沙也加(瀧本美織)に変わっていた。しかし世界は完全には変わらず、澪とは職場で顔を合わせ、運命は二人を引き寄せあっているかのように悪戯をする。一方で裕福な家庭で育った沙也加とはすれ違いも多く、こちらも終わりが見えてくるとまた老人にすがってタイムスリップすると…

設定がクレイジーなのはおいといて、広瀬アリスの複数の顔を使い分けが素晴らしく、女優としての株を大きく上げた作品でした。

 

⑦は同じ高校のバスケ部出身の年齢の離れたワケあり女子が海辺の寮に同居しながらそれぞれの奮闘生活を描いた作品。ちょっと華に欠けるところがあり、中弛みして最後は惰性でした。

 

⑧1年かけてようやくフィナーレを迎えた大河ドラマ。今回は始まる前から色々な問題が発生して異例尽くしとなりましたが、出演者もスタッフも大変なご苦労をされたと思いますが、非常に見ごたえのある作品となりました。

本願寺松永久秀吉田鋼太郎)らを押さえ畿内を平定した信長(染谷将太)は益々横暴になり、それを諫めるのもままならない状況。光秀(長谷川博己)は追放された足利義昭滝藤賢一)や帰蝶川口春奈)らの意見を聞きつつ、事態は本能寺へ向かう。

 

 

2021年の冬ドラマは突出するものこそありませんでしたが、良作が多かったと思います。「麒麟がくる」の敢闘賞は決定として、③⑤⑥がよかったです。中でもNo.1は⑤「モコミ」です。今回惹かれたのはそのストーリー。人間のバイアスは人をこうも変えるのかといったちょっとした怖さと、リアルに起こっている似たようなシーンが重なり共感するところがありました。

2020年 秋ドラマ

2020年秋ドラマの感想をまとめました。

コロナへの対策が進み、スケジュールへの影響はありませんでしたが、撮影現場では相当気を遣われていたであろうことは想像に難くありません。

 

①この恋あたためますか TBS

 

コンビニチェーン社長の浅羽(中村倫也)と、アルバイトでスイーツマニアの樹木(森七菜)が織りなすラブストーリー。食べることでインフルエンサーとしての称賛される一方で、開発側として色んな制約にぶつかりながら、一筋縄ではいかない恋の行方はいかにといったストーリーで、毎回続きが楽しみになるドラマでした。

 

②#リモラブ~普通の恋は邪道~ 日テレ

 

コロナ禍の産業医を舞台にしたドラマ。恋愛に臆病な産業医の美々(波瑠) は、オンラインゲームで意気投合した人とSNSを通じて交友を深めるうちに社内の人と気づき、産業医の立場を利用して相手は誰かを割り出そうとする。なかなか進展しないストーリーにじれったくなるドラマでした。

 

③姉ちゃんの恋人 フジ

 

ホームセンターに勤務する桃子(有村架純)は3人の弟を持つ長女。両親を事故で亡くし、 弟たちの世話をしながら自らの恋を成就させる物語。仲の良い兄弟に愉快な同僚や上司、心情を吐露できる幼馴染など、こんな恵まれた環境はなかなか無いと思いました。エンディングのBrand New Planetが次回への期待を膨らませてくれ、全話ぶっ続けてみたくなる作品でした。

 

④危険なビーナス TBS

 

獣医の伯朗(妻夫木聡)と、その弟の嫁を名乗る楓(吉高由里子)が名家である八神家の遺産を巡る争いに巻き込まれる(首を突っ込む?)ストーリー。人が殺されたりいがみ合うようなドラマはあまり好きではないのですが、吉高由里子が出ているという理由で見ていました。最終話のネタばらしで「そういうことか」と納得しましたが、これは恐らく小説を読んだ方が面白いパターンだと思います。(読んでいませんが)

 

⑤ルパンの娘2 フジ

 

テレビはついていましたが、ほぼ画面は見ていませんでした。前作では敵であり、華(深田恭子)を捕えようとする和馬(瀬戸康史)は大嫌いで、CMで見るのも嫌悪感すら覚えたのに、夫となった今作ではダメ男っぷりに応援したくなる不思議な気持ちにもなりました。

 

麒麟がくる NHK

 

 本能寺の変へ向けて、信長(染谷将太)の野望が一歩一歩前進していきました。一方で明智光秀長谷川博己)の謀反への伏線が盛り込まれるようになってきました。帰蝶川口春奈)が長らく出てこないことにも各所から待望論が出ていたのもこの時期でした。

 

 

本クールは以上6作でしたが、トップは①この恋温めますかでした。

森七菜はドラマでは初めて見ました。今年になって移籍騒動がありましたが、女優として将来に期待したいです。相方の中村倫也も個人的にイチ押しの俳優で、今後の役柄の幅をどう広げていくのか楽しみです。あと、主題歌のsilentも私のパワープレーリスト入りです。

次点:③姉ちゃんの恋人 でした。

2020年 夏ドラマ

春ドラマに引き続き、半年前の話になりますが、2020年夏ドラマの感想をまとめました。いつまでこのパターンが続くんだろ??

 

前の記事でも書いた通り、コロナ拡大期の影響で撮影が中断や延期され、春クールの予定がずれ込んで放送されるなど過去例を見ないような異常なクールとなりました。

 

まずは本来は春クールで放送予定だった作品からです。 

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(時間は全て東海地方基準)

①私の家政夫ナギサさん (火)22時 TBS

 製薬会社に勤めるメイ(多部未華子)は片付けができず、家政婦紹介所に勤める妹の唯(趣里)からの誕生日のサプライズプレゼントに家政婦のお試しコースをプレゼントされる。帰宅したメイの目の前に現れたのはおじさん家政夫のナギサ(大森南朋)。始めは拒絶したもののいざ始めてみるとなくてはならない存在へと変貌し、正式契約へと至ってしまう。

家に帰ると散らかった部屋が片付いて、おいしいご飯が待っている生活がやめられなくなる気持ちはよくわかります。でも家事代行を頼んでいるなんて親や友人には言えないジレンマを抱えるメイの奮闘ぶりをしっかり堪能することができました。

 

②アンサング・シンデレラ (木)22時 フジ

 病院ドラマというと医師か看護師が定番ですが、本作は薬剤師をメインに描いた作品でした。病院薬剤師のみどり(石原さとみ)は患者に寄り添いすぎるがため、仕事がすすまないことを同僚に呆れられながらも、薬剤師としてあるべき姿を全うしようと奮闘。薬の形状や飲み方にも意味があることをなど役立つ知識も織り交ぜたヒューマンドラマでした。

 

③ディア・ペイシェント (金)22時 NHK

 患者第一主義を掲げる総合病院に勤務する内科医 真野(貫地谷しほり)がモンスターペイシェントに立ち回るストーリー。あの手この手で真野を苦しめてくる座間(田中哲司)に対しても病院は対策を取ってくれない。同僚もいろいろ協力してくれるが、訴訟を抱えるなど問題も山積。田舎には認知症の母を残しているなど、複雑な現状をNHKらしく定年に描写しています。

座間の不気味さは大変インパクトが強く、それがためエンディングの展開が印象に残る作品でした。同僚の浜口(内田有紀)の展開も衝撃でした。

 

半沢直樹 (日)21時 TBS

 言わずと知れた人気作品の続編です。初回は全く見ていなかったのですが、勧善懲悪の爽快なドラマに仕上がってました。これだけシビアなストーリーをコミカルに作れるのは、ノーサイドゲームなどを担当した脚本家の丑尾健太郎さんの手腕ですね。

三菱銀行の新頭取に、モデルとなった半沢さんが就任したということも話題になりましたね。

 

続いて夏クールの作品です。 

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⑤おカネの切れ目が恋のはじまり (火)22時 TBS

 猿渡を演じる三浦春馬の訃報により、予定を大幅に短縮してオンエアに漕ぎつけました。

浪費をせず清い使い方をする玲子(松岡茉優)が、お金に不自由することなく育ってきた社長令息の猿渡の教育係を任される。金遣いは荒いが根は悪い人ではないことに気づき、いつしか恋仲に。

事情が事情だけにちょっと無理やり終わらせた感はありましたが、まあまあ楽しめました。 

麒麟がくる (日)20時 NHK

 6~8月の間はコロナの影響で放送が中断されたため、本クールは発送除外とします。

 

 

 

本クールは以上5作でしたが、トップは①わたナギです。

これは経費で落ちませんで株を上げた多部未華子主演ということで期待していましたが、見事に期待に応えてくれました。ルパンの娘の影響で瀬戸康史が苦手なのですが、それを差し置いてもぶっちぎりでした。

ついで②アンサングシンデレラも面白かったですが、良くも悪くも石原さとみのドラマでした。